2020年2月8日土曜日

温度差発電


物理講義室では、「温度差発電」をテーマにした発表がありました。




(画像の一部を加工しています。)

温度差発電とは、工場で出た熱などを、大気の温度との差で発電に活かすというものです。

発表者は、温度差発電で発電量を大きくすることをテーマとして研究を始めました。



装置の中で電子の移り変わりが発生することで、電気が発生するようです。


先行研究としてコンクリートの温度についての研究があったとして、簡易的な研究をすることにしました。


実験1の結果から、ベルチェ素子が多ければ多いほど発電量が大きくなることがわかりました。




実験2の結果から、金属板が結露しているときにベルチェ素子と接着しやすいことがわかりました。


実験3から、熱伝導率の高い金属板とベルチェ素子は接着しやすいことがわかりました。



以上より、ベルチェ素子の個数をなるべく多く、熱伝導率の高い金属板を結露させて使うことで発電量が大きくなることがわかりました。


今後は、ベルチェ素子を違う種類のものにする、クールファンなどでさらに金属板を冷やすなどしてさらに発電量を大きくすることを目指しているそうです。